A.E.モルガン(Agnes E.Morgan)

 1889(明治22)年に来日した米国カンバーランド長老教会の女性宣教師。ウヰルミナ女学校で教職に就き、1893(明治26)年に4代目校長に就任。1897(明治30)年に辞任したが、1899(明治32)年に再任され、浪華女学校との合併を経て1914(大正3)年まで校長を務めた。
 反外国、反キリスト教の社会風潮や、訓令12号によるキリスト教教育の危機に直面し、入学者が激減した厳しい時代にも、宗教教育を堅持して学校運営に尽力した。
 ウヰルミナ女学校の目標について次のような言葉を残している。
 「ミッションスクールの目的は、教育だけでなく、キリスト教教育です。これらの二つの言葉が結ばれて、一つの理念になったものです。このような成果は、官立の学校では得られません。そこでは教師がクリスチャンではなく、家庭の影響がキリスト教的成長を助けるものではないからです。教育は、私たちの理念と目的の一部ですから、私たちの学校には、役に立つ訓練を、キリスト教の雰囲気と環境の中で与えることのできる教師がいます」。

 さらに次の言葉は、大阪女学院の教育理念を端的に表したものとして、今も大切にされている。

 「すべてにおいて、私たちが目指すことは、なんらかの方法で働く義務を悟り、正直に仕事をすることを誇りとし、日常生活の雑事を越えて、物事を見抜く力のある人間を形成することです。これが学校の目標です」。