130年にわたる歴史と精神

 大阪女学院は、明治初期にアメリカ人宣教師によって創設された二つのミッションスクールの伝統を受け継ぐ、長い歴史を持ったキリスト教主義の学校です。 上町台地の一角、大阪市中央区玉造に位置し、市街地にありながら緑ゆたかなキャンパスに、中学校・高等学校・短期大学・大学・大学院があります。
 前身は1884(明治17)年に大阪の川口外国人居留地で開校した「ウヰルミナ女学校」。もう一つのルーツ、「大阪一致女学校」は1886(明治19)年に開校しています。
  大阪女学院は、創立以来、一貫してキリスト教の精神に基づく人格的存在としての人間形成をめざしてきました。校歌の一節には「太平洋を越えてきたれる 良 き師の祈りうけつぎて」とうたわれています。生徒・学生の一人ひとりが、神によって創られたかけがえのない自己の存在に気づき、自ら考え、行動し、責任を 引き受ける。そのような真の自由を持った人格を形成し、愛と奉仕の精神で社会に積極的にかかわり貢献する女性を育成するという教育方針は、創設時の宣教師 たちの深い祈りと願いの上に立つものです。
 2009(平成21)年には創立125周年を迎え、あらためて、中学校から大学院まで学院全体としての教育の使命を確認し、新しい「ミッションステートメント」として言葉に表しました。
 
「大阪女学院ミッションステートメント」

大阪女学院は
創造主を畏れ キリストの教えに従って
一人ひとりを愛し
何が重要であるかを見抜く力を養い
喜びをもって 進んで社会に仕える人を育む


 

 これは大阪女学院が建学の精神に立ちつつ、これからの時代を超えて社会に積極的に貢献する人を育むという決意を明らかにしたものです。このステートメントのもとに、中学校・高等学校・短期大学・大学・大学院はそれぞれの目標を掲げて教育活動を多彩に展開しています。

〈創設者・沿革ほか歴史の物語を紹介した「学院のあゆみ」「キャンパス紹介」もご覧ください〉