支援先をたくさんのアジア諸国の中からどのように決めればいいのか、作業は容易ではありませんでした。
そんな中から選ばれたのはバングラデシュ。“最貧国”と呼ばれ、子どもの死亡率が際立って高いこの国の、チャンドラゴーナ・キリスト教病院に決まりました。
決定の決め手となった理由は、以下のとおりです。
- 医療活動のみでなく、教育やその他、地域になくてはならない存在として広範な活動を展開している。
- イスラム教という文化や風土の中にあって、キリスト教病院としての活動が地域から大きな信頼を得ている。
- 活動は都市部でなく、丘陵地帯の貧しい農村地域を拠点としている。
- 組織的な活動が展開され、情報のフィードバックを容易に得ることができる。
これらの情報は、本学講師の平田 哲先生(日本クリスチャンアカデミー総主事、当時)から提供いただきました。
バングラデシュのほかには、(1)インド・ニューデリー、(2)ビルマ(ミャンマー)などの候補地が紹介されましたが、上記のような理由でバングラデシュのキリスト教病院に最終決定しました。
その後、卒業式当日までに寄せられた募金額(約78万円)は、学生の代表から平田先生へ託されました。これらの活動は新聞メディアなどにも大きく取り上げられ、当時の大島大阪市長や外務省関係機関からも賛辞が届きました。