校歌について

1960(昭和35)年に制定された校歌は、生徒たちの要請に応じて作られた。
作詞者の由木康は、牧師で讃美歌作家、「きよしこの夜」の訳者でもある。作曲者は大中寅二で、教会のオルガニストで作曲家。島崎藤村の詩に作曲した「椰子の実」は有名である。

大阪女学院の歌

生駒の山を  東にのぞみ
浪華の海を  西にして
古きえのきの  茂れる丘に
朝日をうけて  そびえたつ
われらの大阪女学院
われらの大阪女学院

太平洋を  越えてきたれる
良き師の祈り うけつぎて
日に新たなる 真理をまなび
こころをみがき 身をきたう
われらの大阪女学院
われらの大阪女学院

平和のきみの  みあとをふみて
たがいに重荷  わかちつつ
愛と奉仕の  みわざを励み
清けきかおり  世にはなつ
われらの大阪女学院
われらの大阪女学院

歌詞の1番は学院の立地と姿を、2番は歴史を、3番は建学の理念を歌い上げ、それぞれ最後に「われらの大阪女学院」と繰り返し、連帯の絆を一層深めるよう求めている。
生徒・学生たちが在学中に何度も一緒に歌い、耳にする校歌。一人ひとりが、大阪女学院での学びと実践を通して、自分にふさわしい人生が用意されていることを確信し、勇気を持って社会に出ていってほしい。そして、この世での地位や名誉ではなく、それぞれが、置かれた場で、「地の塩」「世の光」として、与えられた自らの使命を生きてほしいという願いがこめられている。