故吉住英和先生の追悼記念会について

2013年1月12日(土)の午後1時30分より、昨年9月26日に80歳で天に召
された故吉住英和先生の追悼記念会をヘールチャペルで行ないました。
全体の司会進行は長谷川洋一中学高校校長が、奏楽は佐野いずみ教諭
が担当しました。


    

 
第一部の礼拝では、一同で讃美歌21の575番「球根の中には」を歌った後、
W.M.エルダー先生が聖書朗読(マタイによる福音書21章1~3節)と祈祷を
ささげ、吉住先生と63年間の親交があった西村耕学院長が「主がお入り用
なのです」のタイトルでメッセージを語りました。吉住先生が受洗したとき、
神学校を選んだとき、そして大阪女学院に就任したとき、いずれのときも共通
して周囲の大きな反対がありながらも、ミッションを持って歩まれてきた姿は
「主がお入用なんです」の聖句そのものの生き様であるというメッセージで
した。同窓生コーラス「ウヰルミナコール」による「やさしい目が」「ガリラヤ
の風」の合唱があり、讃美歌21の27番の後、エルダー先生の祝祷で終了
しました。


   
 
第二部では、吉住先生と特に関係の深かった方々に想い出を語っていた
だきました。止揚学園リーダーの福井達雨さんは、61年にもわたる交流
から信仰に生きた吉住先生の姿を語られ、止揚シスターズによる吉住先
生が特に好きだった曲「弱いことってすてきやなあ」を美しい歌声で披露
していただきました。

1971年卒業生の曽我陽子さんは、インターハイ優勝当時のテニス部顧問
だった吉住先生の献身的な姿を、2000年卒業の濵崎由梨さんは、中学入
学時に校長だった吉住先生の優しさと思い出を語ってくださいました。



   

田中美知子さんは、保護者のハンドベル部としては日本初となるヘール会
(PTA)ハンドベル部の発足にあたって尽力された吉住先生について語られ、
ベルリンガーズDreamによるハンドベルの音がチャペルいっぱいに響き渡
りました。


   

最後に関根秀和理事長は、一人一人の生徒をしっかりととらえ、本質を
見極め、決してあきらめることのない吉住先生の仕えてこられた姿に
ついて語られました。


   
 
この後、吉住先生の長男である吉住俊之さんよりご挨拶をいただき、司会
者による祈祷で会を閉じました。
 
大阪女学院関係者の有志によるプログラムでしたが、同窓生や関係団体
などから300名もの出席者が集まり、吉住先生のやさしいお人柄と人望の
厚さ、そしていかに多くの方に慕われ、大阪女学院を愛しておられたかを
あらためて実感する記念会となりました。

 
【吉住英和先生の略歴】
1931年 生誕
1964年 大阪女学院に就職
1973年 大阪女学院の中高宗教主事に就任
1991年~1997年 大阪女学院高等学校校長に就任
1997年~2011年 退職後、史料室職員として勤務