故 智原哲郎先生記念会

2013年11月30日(土)の午後3時より、今年7月6日に66歳で天に召された
短期大学・大学の元副学長、故智原哲郎先生の記念会がヘールチャペルで
行なわれました。




第一部の礼拝では、司会進行は短大・大学事務局スタッフの徐明寛さん、
奏楽は田中利枝さんが担当しました。

一同で、讃美歌21の482番「わが主イエス いとうるわし」を歌った後、
W.M.エルダー先生が、聖書朗読(ヨハネの手紙Ⅰ 4章7~12節)と祈祷を
ささげました。前学長・理事長で現在、学事顧問の関根秀和先生からは
「愛は死を超える」のタイトルでメッセージをいただきました。



その後、Wilmina Choirの合唱、ウクレレ部の演奏、短大卒業生による
ピアノ演奏があり、讃美歌452番の後、エルダー先生の祝祷で終了しました。



第二部「想い出を語る」では、智原先生と親交のあった方々の中から、
特に4名の方にスピーチをしていただきました。

短大・大学の教授、短大卒業生、大学在学生、短大・大学学長の
それぞれの立場からのお話では、皆一様に智原先生と関わることを通して、
元気をたくさん頂いたこと、楽しい時・充実した時を過ごせたこと、
授業は厳しかったがいつも笑いがあったこと、小さなキャンパスだったことで
親しい間柄で話ができたことなどが語られました。



また、今となっては直接見ていただくことは出来なくなりましたが、自らが
これから成長し活躍していくことを通して、智原先生に恩返しをしたいとの決意も
表明されました。

「おしゃれ部」(ファッションではなく、駄洒落のほう)の顧問としても積極的に
学生に関わり、「寺だけど、神社エールを始めました!」などのダジャレによる
日本語と英語のバイリンガル・ジョークは、就職活動での面接や、スピーチ
コンテストに織り込むことで、効果を発揮したとのことでした。
いまもそのユーモアの精神は、現役の学生に引き継がれています。

涙の中にも笑いありのスピーチに、一同、智原先生のお人柄に再び触れること
ができました。

最後にご遺族を代表して、大阪女学院の卒業生でもある長女の由香子さんから
ご挨拶があり、良き家庭人としての一面も紹介されました。

大阪女学院を愛し、ご尽力をいただきました智原哲郎先生と、智原先生を
大阪女学院にお遣わしになった神様にあらためて感謝の気持ちをささげたい
と思います。


【智原哲郎先生の略歴】
1946年        誕生
1977年~1986年 非常勤講師 
1986年~1992年 助教授
1992年~2013年 教授
1996年~1998年 学長補佐
1998年~2004年 
副学長
2004年2012年 学長代行 
2012年~2013年 副学長
2013年         召天

【専門領域】
英語教育、大学教育、言語能力測定