学科

英語科

ミッションステートメント

「本学は、キリスト教に基づく教育共同体である。その目指すところは、真理を探究し、自己と他者の尊厳に目覚め、確かな知識と豊かな感受性に裏付けられた洞察力を備え、社会に積極的に関わる人間の形成にある。」

  • 2023年度入学生以降
  • 2022年度入学生以前

ディプロマポリシー
(学位授与方針)

「深く専門の学芸を教授研究し、職業又は実際生活に必要な能力を育成すること(学校教育法第108条第1項)」を基本方針として構築された教育課程において所定の単位を修めた学生は、卒業を認定されます。卒業までに身につけるべきこととして、以下に挙げることが求められます。

  1. キリスト教教育に基づく教育共同体の一員として、人格的存在としての自己を形成し、高い人権意識を持ち、他者理解に基づくコミュニケーションができること
  2. 現代の世界及び社会に関わる諸問題を学習することにより社会に積極的に関わる意欲を持つこと
  3. 現代の世界及び社会に関わるテーマに取り組むことにより、基礎的な知識、理解力、外国語能力、問題発見・解決能力を獲得すること
  4. 種々の情報媒体を利用して情報収集、分析、発表ができること
  5. 将来の進路に関わる専門知識及び技能を獲得すること
  6. 社会参画の場において、積極的に「対話」を進めることが出来るコミュニケーシヨン能力を獲得すること
  7. フィールドワーク、ボランティア活動、課外プログラム、クラブ・サークル活動を通して、異文化や価値観の相違に気づき、共に学び、共に生きる意欲を持てること

カリキュラムポリシー
(教育課程編成方針)

ダイバーシティに富み、インクルージョンを重んじる教育共同体での学びを通して、地球市民として世界や社会の問題を「私の問題」として捉え、問題発見・解決能力を養います。グローバル世界を取り巻く環境の急速な変化に対応できる基礎的な知識、理解力、外国語能力などの獲得、具体的には「ディプロマポリシー(学位授与方針)」に掲げる7項目の実現をめざした教育課程を編成しています。

アドミッションポリシー
(入学者受入れ方針)

短期大学は、さまざまな知に触れて、複眼的な物事の観方や考え方の柔軟性を身につけながら、いかに生きるかを問い、社会がどのように変化しても、自立して生き抜く基盤を造る場です。

求める学生像

  1. 本学の理念に共感し、豊かな知的好奇心と学習意欲のある女性
  2. コミュニケーション能力を高め、異なる考え方や文化を尊重する女性
  3. 英語圏や朝鮮半島のことば、文化、歴史、コミュニケーション、習慣等に関心がある女性
  4. 英語や韓国語を用いて仕事をしたい女性
  5. 英語や韓国語を用いて日本と海外をつなぎたい女性
  6. 社会活動や課外活動に積極的に取り組んだ経験があり、英語や韓国語でそのような活動をしたい女性
  7. 卒業後、編入学や留学を考えている女性

高等学校等で身につけておいていただきたいこと

  1. 英語、国語、社会、理科等の基礎的学力
  2. 自分自身の可能性を信じて学び続けようとする姿勢
  3. 自己も他者も大切にしようとする心

ディプロマポリシー
(学位授与方針)

「深く専門の学芸を教授研究し、職業又は実際生活に必要な能力を育成すること(学校教育法第108条第1項)」を基本方針として構築された教育課程において所定の単位を修めた学生は、卒業を認定されます。卒業までに身につけるべきこととして、以下に挙げることが求められます。

  1. キリスト教教育に基づく教育共同体の一員として、人格的存在としての自己を形成し、高い人権意識を持ち、他者理解に基づくコミュニケーションができること
  2. 現代の世界及び社会に関わる諸問題を英語及び日本語で学習することにより社会に積極的に関わる意欲を持つこと
  3. 現代の世界及び社会に関わるテーマに取り組むことにより、知識、理解力、外国語能力、汎用的技能を獲得すること
  4. 種々の情報媒体を利用して情報収集、分析、発表ができること
  5. 将来の進路に関わる専門知識及び技能を獲得すること
  6. 社会参画の場において、積極的に「対話」を進めることが出来る日本語・英語によるコミュニケーシヨン能力を獲得すること
  7. フィールドワーク、ボランティア活動、課外プログラム、クラブ・サークル活動等を通して、異文化や価値観の相違に気づき、共に学び、共に生きる意欲を持てること

カリキュラムポリシー
(教育課程編成方針)

「大阪女学院の建学の精神・教育理念に基づいた教育共同体として、人格教育(教養教育)とキリスト教を基盤とする人権教育、英語教育に努力を傾注する伝統を受け継ぎつつ、社会に積極的に関わる人材を育成する。」ため、グローバル世界を取り巻く環境の急速な変化に対応できる知識、理解力、外国語能力、汎用的技能などの獲得、具体的には「ディプロマポリシー(学位授与方針)」に掲げる7項目の実現をめざした教育課程を編成しています。

アドミッションポリシー
(入学者受入れ方針)

短期大学は、2年間という短い期間に、自分にとって何が重要で、将来どのように生きて、社会とどのように関わるのかという、「新しい自分」への変化を実現する場です。また、卒業後にさらなる進学を希望する人には、どのような分野で何を学びたいのか、目標をはっきりと捉えなおすところでもあります。大阪女学院短期大学はこの考え方に立って、平和、人権、環境、いのちなど、私たちを取り巻く現代社会のグローバルなテーマを「英語で」学び、現在および将来の知的場面において使える英語(English for Academic Purposes)の運用力を獲得することによって、社会に積極的に関わる女性を育むことを目標としています。

求める学生像

  1. 本学の理念に共感し、英語学習に熱意のある女性
  2. 卒業後、働くことを通して積極的に社会に関わろうと志している女性
  3. 卒業後、編入学することを考えている女性

高等学校等で身につけておいていただきたいこと

  1. 英語、国語、社会、理科等の基礎的学力
  2. 自分自身の可能性を信じて学び続けようとする姿勢
  3. 自己も他者も大切にしようとする心

「英語力アップ」と「人としての成長」を実感する2年間

大阪女学院短期大学では、「考える力」と「英語力」の両方を無理なく伸ばすことができる仕組みを25年前から学習課程全体に取り入れています。例えば、英語を学ぶ際にも、現代社会が抱える環境問題や人権に関する事柄などを全学共通のテーマに設定。また、体験による気づきを糸口にした授業やリーダーシップトレーニングなどのアクティビティから、自分自身や他の人々と自分の関係について考える機会も重視しています。

短期大学・教育の3つの柱

キリスト教教育

すべての教育は、人格教育が目的です。

本学院では創設以来、一貫してキリスト教の精神にもとづく人格形成をめざしてきました。
キリスト教の精神にもとづく人格形成といっても、それはキリスト教信徒になることを求めるものではありません。
一人ひとりの学生が、自分自身の存在の究極的な価値に気づき、人間として自他の尊厳を自覚し、他者のために共に働くことができるような人間として成長し、社会に出ていくことができるように助力することを意味しています。
社会が多様化し、それに伴い価値が混沌としている今日、人間一人ひとりには、自分に固有な、他の何をもってしても替えることのできないオリジナルな存在価値があること、つまり「何ができるか」ということで個人の値打ちが決まるのではなく、存在そのものに価値があるということに、一人ひとりの学生が気づいてほしいというのが第一です。
真に人間らしい生き方とは何かを真剣に考え、それにもとづいて判断し、行動する。
そのような人間性を本学でぜひ培ってほしいと願っています。
4年間にわたって用意されるさまざまなキリスト教プログラムが、一人ひとりにとって生きる意味を問う機会となり、それらが、将来に向けての「心の糧」となるようにと願っています。

人権教育

人権問題学習の経験は、これまで在籍した中学校や高等学校において一度ならずあったことと思います。
「人権」の大切さに目覚めることの重要性は、いうまでもありません。
しかも、特にこれから他の文化と接触し、その中で生きる人たちと関わることを第一にする本学の学生にとっては、他者、とりわけ世界の人たちに関わるという姿勢が、一人ひとりの基本的な姿勢となります。
そして、その関わりも、通りいっぺんのものではなく真に意味のあるものにしようとすれば、双方のおかれている状況や、抱えている問題についての認識が必要となってきます。
それらの問題の中で、とりわけ、基本的な問題の一つが人権問題です。
世界中に存在するさまざまな人権問題を素通りしては、外国の人々と真の交流はできません。
また、日本国内の人権問題についても、諸外国から鋭い注目が集められている今日、この問題について、もし私たちが何も考えていないということであれば、同様に意味ある出会いが実現できないことは明らかです。
本学では、短期大学開学6年目の1973年に実施した部落問題に関する講座を出発点として、その後、学習の場を可能な限り多く設けるように、努めてきました。
その一つが人権教育講座(合計10時間、集中授業形式)です。

人権は、私たちが、活き活きと生きていくために欠かせない大切な宝物です。
社会が多文化化しつつある今日、どのように異なりを超えて、他者との豊かなつながりを共創していくか、また自己実現を可能にしていくか。
差別の実態や社会構造を学ぶとともに、“人権文化”の視点を取り入れながら、本年度も10月に開講します。

英語教育
(大阪女学院短期大学)

大阪女学院短期大学で行っている英語教育の根底には、次のような考え方があります。
それは「英語教育は、短期大学全体の教育の一部をなす」ということです。
これは、どこの大学もそうですが、大学の教育は、「人格形成/人間形成」を本来の目的としています。
ですから、その教育の一部である英語教育もそれを基盤としたものであるはずです。
英語を学問として学ぶことによって、知識を増し、異文化を知り、自分を見つめなおし、自分の持っている価値観は何であるか、自分は他者とどのように関わっていくのかなどを考え、追求していくことができるはずです。
したがって、「『自分』と『他者(=外国の人々)』との本当の出会いを前提とする意志伝達活動を英語で行うことができる能力の育成」が私たちの英語教育の到達目標となります。
意志伝達は、メッセージの送り手と受け手が一体となって成り立つものです。
そして伝えるべきものは、単に情報だけではなく、自己自身の内容です。
言い換えれば、私たちは「日常会話」ではなく、「対話」ができる英語教育をめざしています。
こういった考え方のもとに、私たちの英語教育の目標は次のように掲げられています。

  1. 考えるという知的活動を通して英語の運用能力を育成する。
  2. 興味、関心のある学問分野についてさらに深く学んでいける基礎知識や研究方法を身につける。
  3. 世界に開かれた視点を持ち、異文化を受容する態度を持つ。

私たちの英語教育の特色の一つに、「スキルの統合化」を図った授業展開があります。
今までの、言語の四つのスキル(読む・書く・聴く・話す)を別々に、そして部分的に訓練するような学習方法では、英語でのコミュ二ケーション能力を向上させるのは限界があるとの考え方からです。
例えば、私たちはテニスを上達させるために、腕力、脚力、腹筋などを鍛えたり、腰の回転や足の運びなどを学びます。
しかし、個々の部分を別々に訓練するだけでは上達はあまり望めません。
それぞれを組み合わせながら練習することによって、可能になるのではないでしょうか。
第二に、読む・書く・聴く・話す 技能をほぼ同時に使いながら、私たちの実際の言語活動が行われているという事実です。
自動車に例えると、四輪(=読む・書く・聴く・話す)がそろってこそ自動車(=言語)はスムーズに動いているわけです。
このように、私たちは、コミュニケーションは四技能すべてに関わるものであるという認識を持って、ことばを学ぶ必要があるのです。
もうひとつの特色は、学習者主体の英語教育です。
言語に関する規則や語彙などの知識をインプットすることはもちろん重要ですが、それらを使う、すなわち、実際に言語を使ってみることも大変重要なのです。
「言語の構造を知ること」と「言語を使うこと」は必ずしも一致しません。
これは、自動車の内部構造に熟知していても、運転できるとは限らないのと同様です。
インプットしたことを実際にアウトプットしなくてはなりません。
留学すれば英語能力が向上すると言われるのは、もちろんインプットの量の多さもありますが、アウトプットの場が十分与えられているという事実を見過ごすことはできません。
教員→学生といった、一方通行的な授業(=インプット)ではなく、自分の考えをディスカッションやエッセイ/論文、口頭発表などを通して述べる(=アウトプット)、学生参加の「発信型英語教育」です。
私たちは、大阪女学院短期大学を、単に「英語を学ぶ」だけでなく、「英語で学ぶ」ことができるところだと考えています。
専門学校でのようなスキルトレーニングではなく、高等教育の中での語学教育(語学教育に加えて、知識の増長、基礎的思考力の育成)であらねばならないという意識で、ここでの2年間の英語教育カリキュラムを構築しています。