教職勉強会は、教職課程履修生および教職に関心を持つ学生を対象として、短大・大学間、学年間の交流をはかることを目的として、年2回のペースで教員養成センターの教員も交えて教員養成センタ―主催のもとに開催しています。

第7回教職勉強会2020年12月5日(土) 13:20~14:50
参加者:24人(短大7人、大学8人、科目履修生1人、教員5人、事務職員1人、未記名2人)
「教育実習報告」
今回で4年目となった教職勉強会は、新型コロナウイルス感染拡大のため、春学期はオンライン授業となり、6月頃に実施することができなかった。よって、対面授業となった秋学期の12月5日に、第7回教職勉強会を開いた。当初は、対面で開催予定であったが、一時的にオンライン授業となったため、急遽Zoomを使用したオンライン開催に切り替えた。当日は、大学生3名と短大生4名に、1人当たり15分程度(質疑応答を含む)で、中学校での実習経験を順に報告してもらった。共通点として、①実習校での授業内のパワーポイントやデジタル教材の工夫、②指導案作成に対する苦労が挙げられた。とりわけ、実習校によって校風も異なり、さらに、指導教諭から発表者が学んだ体験を通して、実習校の英語教育に対する取り組みの特色が顕著に見られた。「授業は生徒と作り上げるもの、コミュニケーションである」という先輩発表者の言葉は、将来教師を志す後輩参加者に印象に残ったと考えられた。オンライン上であったが、参加者が熱意を持ち、教育について討議する有意義な勉強会となった。
(教員養成センター 仲川 浩世)
第6回教職勉強会2019年12月7日(土) 13:20~15:00
参加者:11人(大学5人、科目等履修生1人、教員5名)
「講師経験から採用試験を突破して教諭になった過程」「介護実習で学んだこと」
本学短大卒業生で大阪市立中学校教諭の中村桃花さんに講師から採用試験にパスをして教諭になった過程をお話いただいた。(講話内容は、本誌「III. 2019年度(令和元)年度教職課程の実践・研究活動」に掲載)幾度にわたる採用試験挑戦、その「すべての経験が生きる」という言葉や、教諭の仕事では「人としての信頼がもっとも重要」という言葉は、後輩参加者の励みとなった。後半は介護実習で学んだことについて2人の学生が発表し、異口同音にコミュニケーションをとることの大切さを述べた。
(教員養成センター 東條 加寿子)
第5回教職勉強会2019年6月29日(土) 13:10〜14:50
参加者:32人(短大6人、大学17人、科目等履修生2人、教員7人)
「教育実習を振り返る」「教職キャリアを考える」
恒例になった春の教職勉強会を開催した。本勉強会も5回目を迎え、定着してきた感がある。今回は、教育実習の振り返りとともに、「教職キャリアを考える」と題して、教育行政に精通した教員養成センターの教員が講師登録について詳しく解説した。登録講師の種類、任務や責任の範囲、登録の方法、登録から採用までの流れ等、学校現場での状況を踏まえて分かりやすく説明し、参加者の質問に答えた。
(教員養成センター 東條 加寿子)
第4回教職勉強会2018年12月8日(土) 13:20〜14:50
参加者:23人
「教職について語ろう」
第4回教職勉強会は、「教職について語ろう」をテーマに、卒業を目前に控えた短大教職課程2年生2人、大学教職課程4年生6人に教職課程の取り組みを振り返る形で話をしてもらった。英語教員に求められる英語力をつけるためにTOEIC650点を目指して頑張ったこと、教育実習が困難校であったため授業以外の生徒指導の現状がわかったこと、実習校は外国人の生徒が多い学校で授業外で英語で生徒と英語で会話をしたこと、教育実習で自分の異文化体験を話すことで生徒の心がつかめたこと、大学での国際協力分野の学びを通して日本の教育を俯瞰する視点を養うことができたこと、就活か教員採用試験受験か迷ったが両方に挑戦したこと等々、教職課程の様々な活動や体験のエピソードが語られた。また、当日はゲストとして大阪市立中学校で教員をしている卒業生を招き、卒業後の教職キャリアや勤務校での取り組み・苦労について話をしていただいた。
(教員養成センター 東條 加寿子)
第3回教職勉強会2018年7月14日(土) 12:40〜14:40
参加者:20人
「教育実習」
昨年度立ち上げた「教職勉強会」の目的は、校種、学年を超えた教職を志す学生同士の交流が行われることとしている。第3回教職勉強会は、リニューアルした教員養成センターの部屋(802教室)を教職課程の学生に有効活用してもらう良い機会となり、17名の学生と3名の教員、合計20名が集った。今回は、春学期に教育実習を終えた上級生に経験談をしてもらった。教育実習に赴く前と後との不安感の違い、母校が現住所と離れていて何かと大変な思いをした経験、ICTの進んだ学校だったためPPTで授業の用意をしたこと、幸い実習校が大学に近く授業準備は大学ですることが可能だったこと、実習で教える学年が何年生になるのか直前までわからず不安だったことなどを、次年度以降、教育実習に臨む下級生に話をしてくれた。参加教員からは、採用試験に合格してからが教員としての本当のスタートであるが、教育実習まではとにかく(勉強を)がんばるように、とのメッセージが述べられた。大雨の影響で日程を変更して交流会として実施。一転して当日は猛暑日。あまりの暑さのため、電車のレールにゆがみが生じ、そのために運行見合わせとなるほど厳しい暑さの一日であった。
(教員養成センター 福島 知津子)
第2回教職勉強会2017年12月2日(土) 13:20~14:50
参加者:25人
「介護実習報告」「教育インターンシップ報告」「教職フィールドワーク報告」「教員採用試験合格体験談」
第2回目の「教職勉強会」では、教職課程のさまざまな学びについて発表し合い、教師になるための資質や能力について話し合った。介護実習では、普段接することのない介護の現場で考えた人とのかかわりについて、外国籍の生徒が通う小学校での教育インターンシップでは、言語と教育文化の関わりについて、教職フィールドワークでは、隣国韓国の英語教育事情について共に考えた。最後に、参加者の最大の関心事である教員採用試験について、現役合格者から話を聞いた。発表の後には数々の質問がでた。
(教員養成センター 東條 加寿子)
第1回教職勉強会2017年7月1日(土) 13:00~14:00
参加者:28人
「教育実習を終えて」
今年度から新たに立ち上げた「教職勉強会」は、教職課程履修生や教職に関心を持つ学生を対象として、学年間の交流を図り、教員免許状取得という共通の目的に向けて協働することを目的としている。第1回目から関心が高く、大学・短大の28人が参加した。特に、これから教職課程の学びが本格的に始まる1、2年生の参加が3分の2を占め、教職に対する期待と不安の大きさがうかがわれた。この勉強会では、6月に教育実習を終えたばかりの、大学4年生3人と短大2年生2人がスライドを交えて、学校の日課、失敗談、実習から得たもの等、実習経験について話をした。発表のあと、実習に臨む心構えや準備について、論点を整理しながら話し合った。
(教員養成センター 東條 加寿子)