教職勉強会は、教職課程履修生および教職に関心を持つ学生を対象として、短大・大学間、学年間の交流をはかることを目的として、年2回のペースで教員養成センターの教員も交えて教員養成センタ―主催のもとに開催しています。

第13回教職勉強会2023年12月9日(土)13:20-14:50
参加者:参加者:16人(大学10人、教員6人)
「教育実習報告 ・千葉 奈乙江先生(児童英語教育におけるCLIL: 講義とワークショップ)」
大学生2人による秋学期の教育実習の報告と、千葉先生のCLILの理念を用いた児童英語教育のワークショップという2部制で秋学期の教職勉強会は開催された。児童英語の実際の教材、指導法を共有していただいたことによって、将来の英語教員である、教職課程履修者は、より具体的に「教室での学び」をイメージすることが可能となったのではないか。千葉先生の児童英語に対するご経験は、現役教員にとっても刺激となり、今後の実践をどのように工夫していくべきかという展望を示唆していただいた。このように、教育実習生と現役の先生方のご講演を実施することで、参加者が楽しめる教職勉強会も今後も続けていきたいと願う。
(教員養成センター )
第12回教職勉強会2023年7月21日(金)16:40-18:10
参加者:15人(短大2人、大学9人、教員3人、事務職員1人)
16人(大学10人、教員6人)
大学生3人、短大生2人による春学期中に行われた教育実習の報告が行われた。5人とも中身の濃い充実した実習を行ったことが伝わってきた。実習先の先生方からのアドバイスが非常に役立ったというコメントが印象的であった。発表者は口々に実際に行ってみて教師になりたいという気持ちが強くなったと述べていた。質疑応答も活発に行われた。教材準備や指導案の作成にどれくらいの時間をかけたのかといった実務面や、生徒たちとの距離感についてなどコミュニケーションの取り方についての具体的な質問も出され、来年度に実習を控えた学生4人にとっては大いに参考になったと思われる。
(教員養成センター )
第11回教職勉強会2022年12月3日(土)13:20~14:50
参加者:10名(短大2名、大学4名、教員4名)
「教育実習報告会」
秋学期の第11回教職勉強会では、第1部に教育実習報告会として、大学4年生3名、短大2年生1名が教育実習報告の経験を聴衆と共有した。特に、第11回勉強会の発表者の共通の気づきとして「授業で話す声量」が取り上げられた。現在は、マスクを着用して授業に臨むため、実習生にとってこれまで以上に「通る声で授業を行う」ことが課題となっている。また、第2部の富永先生のご講演、「学校現場は本当にブラック?」では、教員の仕事は、民間企業に劣らず、福利厚生面において充実しているということが分かった。にもかかわらず、実際のところは、授業、部活動指導、保護者対応等のため、過酷な業務であるということも明らかとなった。しかしながら、教職課程での学びや、教えることに携わった経験を基に、教職課程履修生には、将来を担う子供たちの一助となる役割を果たしてもらいたいと願った。
(教員養成センター )
第10回教職勉強会2022年7月25日(土)13:20~14:50
参加者:23名(短大5名、大学11名、教員6名、事務職員1名)
「教育実習報告会」
教職勉強会は今年で6年目となる。春学期は第10回教育実習報告会とし、大学4年生3名、短大2年生1名が教育実習の振り返りを発表した。既に、大多数の学校ではオンラインから対面授業へと移行しつつある。そのため、実習生は生徒や実習生同士、指導教諭、現場の先生方との直接的な交流を持つことが可能となった。その結果、「繋がり」の価値を再認識し、より一層実習校での有意義な経験を得た。一方、留意点として、SNSへの対応が挙げられた。実習生が意図せずとも、実習校側によって、SNSへの投稿、拡散の恐れもあり得る。今後の教育実習に備えて、事前に配慮しなければならないと考えられる。
(教員養成センター 仲川 浩世)
第9回教職勉強会2021年11月27日(土)13:20~14:50
参加者:15人(短大5人、大学5人、科目等履修生1人、教員3人、事務職員1人)
「教育実習・教員採用試験合格報告会」
(教員養成センター )
第8回教職勉強会2021年10月23日(土)13:20~14:50
参加者:17人(短大5人、大学8人、科目等履修生1人、教員3人)
「小学校英語教育の展望~大阪樟蔭女子大学 兼重昇教授ご講演~」
教職勉強会は今年で5年目となる。春学期はオンライン授業のため実施することができなかったが、秋学期は対面授業となり2つの勉強会を開催した。第8回講演会では、大阪樟蔭女子大学 児童教育学部児童教育学科 兼重昇教授をお招きし「小学校英語教育の展望」という題目でお話を伺った(概要はNewsletterに掲載)。第9回教育実習報告会では、短大2年生2人、大学4年生2人が教育実習の振り返りを、また教員採用試験合格者1人(大学4年生)が経験談を発表した。前半の講演会では「英語嫌い」の生徒の気づきを促すタスクと「楽しい授業作り」の重要性についてご指摘いただいた。後半の教育実習報告会において、特に参加者の関心を促したのは、①ICT教材活用の工夫、②生徒指導における実習生の苦労、③スクールサポーター活動であった。さらに、教員採用試験合格者から「英語面接のレベルは英検準一級であり、自分の考えを言語化しておくことが大切」といったアドバイスを受け、教職課程履修者の今後の学びに対する意欲の向上が見られた。
(教員養成センター 仲川 浩世)
第7回教職勉強会2020年12月5日(土) 13:20~14:50
参加者:24人(短大7人、大学8人、科目履修生1人、教員5人、事務職員1人、未記名2人)
「教育実習報告」
今回で4年目となった教職勉強会は、新型コロナウイルス感染拡大のため、春学期はオンライン授業となり、6月頃に実施することができなかった。よって、対面授業となった秋学期の12月5日に、第7回教職勉強会を開いた。当初は、対面で開催予定であったが、一時的にオンライン授業となったため、急遽Zoomを使用したオンライン開催に切り替えた。当日は、大学生3名と短大生4名に、1人当たり15分程度(質疑応答を含む)で、中学校での実習経験を順に報告してもらった。共通点として、①実習校での授業内のパワーポイントやデジタル教材の工夫、②指導案作成に対する苦労が挙げられた。とりわけ、実習校によって校風も異なり、さらに、指導教諭から発表者が学んだ体験を通して、実習校の英語教育に対する取り組みの特色が顕著に見られた。「授業は生徒と作り上げるもの、コミュニケーションである」という先輩発表者の言葉は、将来教師を志す後輩参加者に印象に残ったと考えられた。オンライン上であったが、参加者が熱意を持ち、教育について討議する有意義な勉強会となった。
(教員養成センター 仲川 浩世)
第6回教職勉強会2019年12月7日(土) 13:20~15:00
参加者:11人(大学5人、科目等履修生1人、教員5名)
「講師経験から採用試験を突破して教諭になった過程」「介護実習で学んだこと」
本学短大卒業生で大阪市立中学校教諭の中村桃花さんに講師から採用試験にパスをして教諭になった過程をお話いただいた。(講話内容は、本誌「III. 2019年度(令和元)年度教職課程の実践・研究活動」に掲載)幾度にわたる採用試験挑戦、その「すべての経験が生きる」という言葉や、教諭の仕事では「人としての信頼がもっとも重要」という言葉は、後輩参加者の励みとなった。後半は介護実習で学んだことについて2人の学生が発表し、異口同音にコミュニケーションをとることの大切さを述べた。
(教員養成センター 東條 加寿子)
第5回教職勉強会2019年6月29日(土) 13:10〜14:50
参加者:32人(短大6人、大学17人、科目等履修生2人、教員7人)
「教育実習を振り返る」「教職キャリアを考える」
恒例になった春の教職勉強会を開催した。本勉強会も5回目を迎え、定着してきた感がある。今回は、教育実習の振り返りとともに、「教職キャリアを考える」と題して、教育行政に精通した教員養成センターの教員が講師登録について詳しく解説した。登録講師の種類、任務や責任の範囲、登録の方法、登録から採用までの流れ等、学校現場での状況を踏まえて分かりやすく説明し、参加者の質問に答えた。
(教員養成センター 東條 加寿子)
第4回教職勉強会2018年12月8日(土) 13:20〜14:50
参加者:23人
「教職について語ろう」
第4回教職勉強会は、「教職について語ろう」をテーマに、卒業を目前に控えた短大教職課程2年生2人、大学教職課程4年生6人に教職課程の取り組みを振り返る形で話をしてもらった。英語教員に求められる英語力をつけるためにTOEIC650点を目指して頑張ったこと、教育実習が困難校であったため授業以外の生徒指導の現状がわかったこと、実習校は外国人の生徒が多い学校で授業外で英語で生徒と英語で会話をしたこと、教育実習で自分の異文化体験を話すことで生徒の心がつかめたこと、大学での国際協力分野の学びを通して日本の教育を俯瞰する視点を養うことができたこと、就活か教員採用試験受験か迷ったが両方に挑戦したこと等々、教職課程の様々な活動や体験のエピソードが語られた。また、当日はゲストとして大阪市立中学校で教員をしている卒業生を招き、卒業後の教職キャリアや勤務校での取り組み・苦労について話をしていただいた。
(教員養成センター 東條 加寿子)
第3回教職勉強会2018年7月14日(土) 12:40〜14:40
参加者:20人
「教育実習」
昨年度立ち上げた「教職勉強会」の目的は、校種、学年を超えた教職を志す学生同士の交流が行われることとしている。第3回教職勉強会は、リニューアルした教員養成センターの部屋(802教室)を教職課程の学生に有効活用してもらう良い機会となり、17名の学生と3名の教員、合計20名が集った。今回は、春学期に教育実習を終えた上級生に経験談をしてもらった。教育実習に赴く前と後との不安感の違い、母校が現住所と離れていて何かと大変な思いをした経験、ICTの進んだ学校だったためPPTで授業の用意をしたこと、幸い実習校が大学に近く授業準備は大学ですることが可能だったこと、実習で教える学年が何年生になるのか直前までわからず不安だったことなどを、次年度以降、教育実習に臨む下級生に話をしてくれた。参加教員からは、採用試験に合格してからが教員としての本当のスタートであるが、教育実習まではとにかく(勉強を)がんばるように、とのメッセージが述べられた。大雨の影響で日程を変更して交流会として実施。一転して当日は猛暑日。あまりの暑さのため、電車のレールにゆがみが生じ、そのために運行見合わせとなるほど厳しい暑さの一日であった。
(教員養成センター 福島 知津子)
第2回教職勉強会2017年12月2日(土) 13:20~14:50
参加者:25人
「介護実習報告」「教育インターンシップ報告」「教職フィールドワーク報告」「教員採用試験合格体験談」
第2回目の「教職勉強会」では、教職課程のさまざまな学びについて発表し合い、教師になるための資質や能力について話し合った。介護実習では、普段接することのない介護の現場で考えた人とのかかわりについて、外国籍の生徒が通う小学校での教育インターンシップでは、言語と教育文化の関わりについて、教職フィールドワークでは、隣国韓国の英語教育事情について共に考えた。最後に、参加者の最大の関心事である教員採用試験について、現役合格者から話を聞いた。発表の後には数々の質問がでた。
(教員養成センター 東條 加寿子)
第1回教職勉強会2017年7月1日(土) 13:00~14:00
参加者:28人
「教育実習を終えて」
今年度から新たに立ち上げた「教職勉強会」は、教職課程履修生や教職に関心を持つ学生を対象として、学年間の交流を図り、教員免許状取得という共通の目的に向けて協働することを目的としている。第1回目から関心が高く、大学・短大の28人が参加した。特に、これから教職課程の学びが本格的に始まる1、2年生の参加が3分の2を占め、教職に対する期待と不安の大きさがうかがわれた。この勉強会では、6月に教育実習を終えたばかりの、大学4年生3人と短大2年生2人がスライドを交えて、学校の日課、失敗談、実習から得たもの等、実習経験について話をした。発表のあと、実習に臨む心構えや準備について、論点を整理しながら話し合った。
(教員養成センター 東條 加寿子)