編入学サポート体制について

本学の編入学サポート体制は学生に編入学する意味や志望動機を明確にさせることを中心に据えて随時ガイダンスや個人面談を行っています。具体的なスケジュールと内容は別表のとおりです。

ややもすれば、編入学することを目的にしがちですが、いうまでもなく編入学すること自体が目的にはなりません。その先にある目標を明らかにしておくことが重要であり、そうすることが、後半2年間の大学生活を実りあるものにする土台となります。その準備として次の1~4を考えるポイントとして挙げています。

  1. なぜ、編入をするのか。(就職や留学または専門学校などの他の進路ではなく、なぜ編入学なのか。)
  2. 学びたい学問領域とその理由。
  3. 学びたい大学・学部とその理由。
  4. 四年制大学卒業後の進路について。

学生は興味関心のある学問領域に関連する参考文献を読み、教員による個人面談等を通じて、自分の考えを深め、専門分野を決めていきます。その上で志望大学・学部・学科を選び、受験の準備をすすめていくことになります。

編入学ガイダンス

1年次ガイダンス内容(年によって多少変更します)
4月 編入学試験までの流れ
大学検索の仕方
個別面談について
5月〜6月 個別面談
7月 専門分野の入門書紹介
夏休みの学習について
8月 先輩の体験談①
9月 秋学期の学習の進め方
10月 専門分野を知るための本の読み方
11月 英語学習法
勉強の仕方(Q&A)
12月 冬休みの学習について
専門分野の学習について(相談会形式で)
1月 志望理由書と個人面談の申込について
2月 先輩の体験談②

編入学実績

編入学先の特徴

本短期大学出身者は、心理学、人間科学、教育学、法律学、政治学、政策学、国際関係学、経営学、経済学、社会学、福祉学、言語学、日本語学、考古学、古代史、神学など、人文社会科学系の分野に編入学を果たしています。最近ではその後大学院に進学している卒業生もでてきました。
このように多様な学問領域に編入学する背景には、英語を使って現代の国際社会の抱える諸問題を学ぶことを通じ、人権、ジェンダー、貧困、格差、環境破壊等々に対する問題意識に目覚めて、さらに知りたい、学びたいという内発的動機に促されているからでしょう。それにプラス英語力がつくことも大きな強みになっています。
「英語で学ぶ」カリキュラムだからこそ豊富な選択肢があるといっても過言ではないでしょう。例年、短期大学卒業生のおよそ20%の学生が4年制大学へ編入学しています。指定校推薦により、関西学院大学、関西大学への編入学もあります。

大阪女学院大学への編入学実績

大阪女学院大学 国際・英語学部 2018年卒合格 2019年卒合格 2020年卒合格 2021年卒合格 2022年卒合格
8 4 0 12 9

【編入学資格】TOEIC515点以上またはGPA3.0以上

他大学への編入学実績

大学名 学部 2018年卒 2019年卒 2020年卒 2021年卒 2022年卒
合格 内指定校 合格 内指定校 合格 内指定校 合格 内指定校 合格 内指定校
国立 奈良女子大学 文学部 1 2
和歌山大学 経済学部 1
公立 大阪市立大学 文学部 1
北九州私立大学 法学部 1
私立 関西学院大学 総合政策学部 3 3 3 3 3 3 3 2 2 2
人間福祉学部 1 1 1 1
関西大学 文学部 1
総合情報学部※2年次 1 1 1 1 1 1
関西外国語大学 外国語学部 1 5
英語国際学部 1 1
京都外国語大学 国際教養学部※2年次 1
京都女子大学 発達教育学部 1
近畿大学 経営学部 1
文芸学部 1
桃山学院大学 国際教養学部 1
経営学部 1 1
社会学部 2 1 1
追手門学院 社会学部 2
四天王寺大学 経営学部 1
甲南女子大学 文学部 1
京都橘大学 現代ビジネス学部 1 1
大谷大学 国際学部 1
天理大学 国際学部 1
梅花女子大学 文化表現学部 1
龍谷大学 文学部 1
大阪経済大学 経営学部 1
大阪芸術大学 芸術学部 1
大妻女子大学 社会情報学部 1
相模女子大学 人間社会学部 1
文教大学 情報学部 1
共立女子大学 文芸学部 1

学び続けたいことに出会える2年間

大阪女学院大学に編入学した短期大学の卒業生は、充実した3年次4年次を過ごしています。その傾向は、他の大学に編入学した卒業生にも共通しています。

高い英語の運用力や学ぶ方法を身につけていることはもちろんですが、大阪女学院短期大学での学修を通して「なにを学びたいか」を自分自身に問い続け、明らかにして、進みたい学部の領域を選び、編入学を果たしていることが、大きな理由だと考えられます。

学びたいことに出会えることは、幸せなことです。

大阪女学院短期大学は、小さな大学です。小さな大学のよいところは、学生一人ひとり、教員一人ひとりの顔がよく見え、学生間そして学生と教員との間が本当に近いことです。

編入学の相談や個別指導もそのような環境の中で、対話を大切に、一人ひとりが何を学び続けたいのかを明らかにするところから始めます。そして希望の進路の実現のためきめ細かく支援しています。